風第二版の一零より、Windows Me/2000/XPも對象OSとなり、以下のやうな問題は起こらなくなりました。よつてこの文書の内容は全て過去のことなのですが、記録として殘しておくことにします。
風が對應してゐるOSはWindows 95/98/NTです。しかし、Windows Me/2000/XPが登場した今、これらのOSを使ふ人はますます減つて行くものと思はれます。では、上位OSで風を使ふことは出來るのか? この必要かつ緊急の問題について調査してみました。
アプリケーションが何の前觸れもなく落ちます。特にMS Wordは、文字を入力しようした途端に落ちます。
アプリケーションが落ちることはないのですが、風を標準のIMEにした状態でログオフすると、次回のログインの途中で止まつてしまひます。即ち、そのユーザでのログインができなくなります。
これを避けるため、標準のIMEを風以外(MS-IME2000など)にしておき、アプリケーションで風を使ふ前にIMEを切り換へるやうにする必要があります。
Office XP(の中のIME 2002)をインストールすると、コントロールパネルの中の「キーボード」が「テキストサービス」に變はり、アプリケーションごとに、最後に使つたIMEが記憶されるやうになります。これが問題でして、どれか1つでも「最後に使つたIME」が風になつてゐる状態でログオフすると、次回のログインの途中で止まつてしまひます。
これを避けるための2番目に冴えた方法は、アプリケーションを終了させるときにIMEを風以外のものにする癖をつけることです。もし作業中に(風を使つてゐる状態で)PCが固まつてしまつたら、諦めて新しいユーザを作りユーザ設定を遣直すしかありません。
1番目に冴えた方法?それはIME 2002をインストールしないことです。テキストサービスをアンインストールする方法はない、などとMSはほざいてゐます([OFFXP] テキストサービスが削除されないを參照)。既にインストールしてしまつた方、買つた機械にOfficeXPがプリインストールされてゐたと云ふ方、諦めてOSを再インストールしませう。
実は私の元に情報が全く入つてゐないのですが、おそらく「テキストサービス」が標準になるのではないかと思ひます。さうなると、Windows XPは「風つかひ」にとつてとても使ひにくい物になりさうです。
對應OSとなつてゐますが、1つだけ問題があります。状態ウィンドウの大きさのウィンドウ(図を參照)が出現したままになると云ふものです。もつとも、使用上は全く問題ありません。使用中にアプリケーションが落ちると云ふこともありません。
風をまともに使はうとするなら、Windows NT 4.0が一番良ささうです。私が会社で使つてゐる機械はこの組み合はせです。